朝起きたとき、目やにが多いと感じることありませんか?
まぶたに引っ付いて目が開かない経験をした人もいると思います。
僕も子供の頃朝起きると目やにがまぶたにひっついてしまい、目が開かなくなった経験があります。
あれはかなり怖いですよー。失明したかと思いましたから。
最初の数十秒はかなりびっくりして焦りましたが、目の周りを触ると目やにが接着剤のようになって開かないのがすぐに分かりました。
もうね、目やにがカッピカピに乾燥してまるで石のような硬さなんだよね。
無理に開こうとすると皮膚ごと引っ張られてしまって超痛い!
一応、濡らしたティッシュを使って少しずつ目やにをはがしていったので、なんとかその暗闇地獄からは解放されました。
ただ、その後3日間くらいその症状が続いたので、しばらくは寝起きが怖かったです。
っとまぁこんな感じで朝の目やにで恐怖体験をしたわけです。
そもそもなぜ朝になると目やにが大量発生するのでしょうか?
原因が気になったので調べてみました。
朝に目やにが多くなる原因
僕の目を開かなくした目やにですが、そもそもこいつはウイルスや細菌、ゴミなどの異物から目を守るためにあります。
まぶたの裏からは粘り気のある液体がでます。
この液体はまばたきの働きを良くするための物ですが、異物が入ったときにこの液体に絡ませて体の外へと排出する働きがあります。
普段起きているときはまばたきする度に涙点という鼻につながる穴へその液体は吸い込まれ、最終的には鼻くそとなって外へと排出されます。
しかし、睡眠中はまばたきをしません。ずーっと目をつむったままです。
なので、その液体は涙点に吸い込まれることなくそのまま目元に残ることになります。
この目元に残った液体の水分が蒸発し、カピカピに乾燥したやつが目やにというわけです。
目やにの種類
目やにはその原因によって色や症状に違いがあります。
大きく分けて目の代謝活動で作られる目やにと、目の炎症反応で作られる目やにの2種類に分けられます。
目の代謝活動で作られる目やに
古くなった細胞を新しい細胞に入れ替える働きを代謝といいます。
これは人間の体で日々行われている働きであり、目も代謝活動が行われます。
その代謝活動で生じた老廃物が目やにとなって出てきます。
起床時に目頭や目尻に少量の目やにがありますよね、それですそれ。
これは自然な目やにですので特に気にする必要ありません。
心配なのは次の炎症反応の場合です。
目の炎症反応で作られる目やに
細菌やウイルス、ゴミなどの異物が目に入ると、免疫反応として目やにがでます。
この場合の目やにには細菌やウイルス、それらと戦った白血球などがふくまれています。
つまり、死骸ということですね。
細菌やウイルスによって目やにの色や状態に違いがあります。
以下がその主な違いです。
黄緑色でドロッとした膿のような目やに
細菌性結膜炎の可能性があります。
大量に目やにが出る、目が開きにくい場合は眼科へ急ぎましょう。
水っぽくサラサラした目やに
花粉症などのアレルギーが原因の可能性があります。
花粉の時期が過ぎるまでの辛抱です。辛いなら花粉治療をおススメします。
白くネバっこい、糸を引く目やに
ウイルス性結膜炎の可能性があります。はやりめ、流行性結膜炎とも言いますね。
他人にうつる可能性があるので、タオルの使い回しや目やにをふき取ったティッシュなどには注意してください。
そして早めの眼科をおススメします。
あとがき
パソコンやスマートホンの普及でますます目を酷使する時代です。
ただでさえ目が疲れやすい環境なので、日頃のケアが重要ですね。
そうそう、僕が子供の頃の目やに大量発生事件ですが、寝る前に目薬を差したら翌朝目が開かなくなりました。
なぜ目薬を差したかは昔のことなので覚えていませんが、目薬の成分による副作用か何かだったのでしょうか?
それ以来、むやみに目薬を差すことがなくなりました。
目やにの原因は普段使っている目薬の可能性もあるので、使用をやめると症状が改善されるかもしれませんね!