寒い冬の季節。
この時期はこたつでぬくぬくと過ごしたいですよね。
あまりの気持ちよさに思わずウトウト。
いつの間にか寝てしまったなんてこともあるかと思います。
しかし、こたつで寝ると風邪をひきやすくなるとも言われています。
小さい頃母親から、
「こたつで寝ると風邪ひくから止めなさい!」
と、注意されたことがある人も多いはず。
でも実際のところなぜ風邪をひいてしまうのだろう?
その原因が気になったので調べてみました。
というわけで今回は、こたつで寝ると風邪をひく理由をテーマにお話します。
こたつで寝ると危険!自律神経が乱れる
こたつって下半身を重点的に温めるのに対し、上半身は外に出た状態です。
これ、下半身は温かくても上半身はむしろ寒い状態とも言えます。
そんな状態で寝ると体はどんな反応を示すのか?
結論から言うと、自律神経が乱れて体温調節機能が狂います。
その結果、風邪をひきやすくなるというわけです。
自律神経とは外部からの刺激を受けて体の各部分に反応を起こさせるものです。
人には体温を一定に保つ機能があります。
熱いときは汗をかいて体温を下げようとし、寒いときは筋肉をぶるぶる震わせて体を温めようとするんですね。
こういった反応は自律神経が働き、体温調節がうまくいっているからおこります。
そして、体のなかでも下半身は外部からの影響を受けやすいといわれています。
こたつで長時間寝ると下半身が温められるので、自律神経が働いて体を冷やそうと汗をかくようになります。
この汗をかくのが下半身だけならまだしも上半身を含めた全身に影響を及ぼすんですね。
はい、ここで思い出してください。
上半身は外に出ているので寒い状態ですよね。
ただでさえ冷えている上半身に汗をかくことでさらに体を冷やしてしまいます。
それとは逆に下半身はこたつの中なのでずっと温められた状態のまま。
これで体温調節機能が狂ってしまい、風邪をひきやすくなるというわけです。
発汗による乾燥に注意!
こたつで寝ると下半身が長時間温められます。
それを冷やそうと汗をかくのですが、長時間汗をかく事になるので体内の水分が減少することになります。
その結果何が起こるのかというと、のどが乾燥しやすくなります。
冬に活動するインフルエンザ等のウイルスは乾燥した環境で活発になるので、発汗によるのどの乾燥も風邪をひきやすくなる理由と言えます。
また、こたつで寝ると疲れやすくなるとも言われています。
これも自律神経の乱れや長時間の発汗で寝ている間に体力を使うからです。
こたつ寝のまとめ
こたつで寝ると下半身だけが長時間温められて自律神経が狂い、その結果風邪をひきやすくなります。
こたつでのうたた寝はけっこう危険なので、眠気を感じたら布団を敷いて寝るようにしましょう。
まぁ、そのまま睡魔に誘われてオチてしまうのが一番気持ち良いんですけどねーー。
そこを跳ね除けて布団を敷くのはなかなかの気合が必要です(笑)