冬から春にかけて暖かくなる季節。
気温の上昇と共に過ごしやすくなる時期ですが、花粉症の人にとってはとても辛い時期ですよね。
「全然過ごしやすくないんだけどッ!」
「スギ花粉なんて大嫌いだァァ!」
と、叫びたくなることだと思います。
花粉症と言えば鼻水や目のかゆみが一般的な症状ですが、なかには頭痛までしてくることもあるそうです。
なぜ頭痛まで起きてしまうのか?
気になって調べてみたところ、なんとその頭痛は鼻に原因があるというのが判明!
副鼻腔炎(ふくびくうえん)という鼻の病気につながる可能性もあるとのことなので、花粉症で頭痛がひどいという人はすでに鼻の状態が悪化しているかもしれません。
今回はそんな花粉症と頭痛の関係、副鼻腔炎について紹介します。
あ、もう1つあった!
「何科を受診すればいいのか?」と疑問に感じることもあると思うので、そちらについても合わせて紹介しますね^^
副鼻腔炎とは?
人の鼻周辺には洞窟のような空間がいくつかあり、それらのことを副鼻腔と言います。
副鼻腔の表面は粘膜で覆われていて、外から入った空気を体の内側に入れても大丈夫な温度と湿度に変換する機能をもっています。
いわば天然の加湿器のようなものなんですね!
副鼻腔炎とは、その副鼻腔内の粘膜が炎症や腫れを起こし、空間をふさいでしまう病気です。
原因はウイルスや細菌による感染、アレルギーと言われており、主な症状として鼻づまり、黄色い鼻水がでる、咳、頭痛、頬の痛み、においがわからなくなるというものがあります。
花粉症で頭痛になるのは、この副鼻腔炎の症状が原因と考えられます。
なぜ花粉症で副鼻腔炎になるの?
副鼻腔炎の原因の多くはウイルスや細菌による感染です。
それなのになぜ花粉症で発症してしまうのでしょうか?
その原因は粘液がたまることによるウイルスや細菌の増殖です。
花粉症になるとそのアレルギー反応として、副鼻腔内に粘液がたまりやすい状態になります。
その貯まったところで細菌がじわじわと繁殖し、副鼻腔炎になるというわけです。
病院は何科を受診すればいい?
「花粉症だけど頭痛もある。」
そんな場合、病院は何科を受診すればいいかという疑問が出るかと思います。
もし、今回の記事で紹介しているように頭痛の原因が副鼻腔炎からきているものなら耳鼻科の方がいいでしょう。
ただし、花粉症の症状によっては受診する病院はまちまちです。
どこに行くか迷ったら、自分が一番辛い症状の専門のところに行くのがよいでしょう。
以下に症状別におススメの科をまとめたので参考にしてみてください。
耳鼻咽喉科
花粉症のメインの症状でもある、咳、くしゃみ、鼻水、鼻づまりが辛いと感じたらここです。
おそらく多くの人が第一候補にあげることだと思います。
眼科
目のかゆみ、充血という症状が強いのであれば眼科をおススメします。
特にコンタクトレンズを使用している人は症状が強くなりがちです。自分の目に合ったコンタクトを選ぶためにも適切な診断を受けるようにしましょう。
近くに上記の病院がない場合は内科でも構いません。
ほとんどの検査や治療に対応しています。子供の場合は小児科でもいいでしょう。
かかりつけのところがあるのなら花粉症治療も同じ病院を選んだほうが安心です。
また、アレルギー科というアレルギー専門の科もあります。
花粉症は一種のアレルギー反応です。アレルギー科はアレルギー全般を診る科なのでこちらもおススメです。
最後に
花粉の季節に頭痛がひどくなる人は、もしかすると副鼻腔炎になっているかもしれません。
慢性化しやすい傾向にあるので早めの治療をおススメします!
それにしても頭痛の原因が鼻にあるというのは驚きでしたね。
痛みがある場所が原因じゃないって、人の体は面白いものです。