乾燥して寒くなると流行するのがインフルエンザ。
普通の風邪に比べ、その症状は風邪のそれとは比較にならないですよね。
急な高熱と頭痛、全身の倦怠感、蛇口が壊れた水道のような鼻水で一日中ダウン必至です!
これだけでも本当に勘弁して欲しいインフルエンザですが、これらを凌ぐ症状をもったインフルエンザ脳症というものまであります。
気になったので調べたところ、こいつはかなり危険な存在だということが判明しました。
普通の風邪レベルで済むのが幸せに感じるくらいです。
というわけで今回は、インフルエンザ脳症の症状について紹介します。
とくに小さな子供や赤ちゃんがいる人は要注意ですよ。
インフルエンザ脳症の原因
インフルエンザ脳症とは、自分自身で脳を破壊してしまう病気です。
ウイルスが脳に感染して破壊するというわけじゃないですよ。
自分自身で壊してしまうんです!
なぜ自分自身で脳を破壊してしまうのか?不思議ですよね。
実はコレ、免疫が過剰に反応した結果なんですね。
人の体は外部からウイルスや細菌などの異物が侵入した場合、それらをやっつけようとする働きが起こります。
体の中で目には見えない戦いがおこるんですね。
この戦いで相手を攻撃するつもりが自分自身まで攻撃してしまい、結果脳の組織を破壊するというわけです。
しかも恐ろしいことに死亡する確立がかなり高く、脳ということもあり後遺症も発生しやすいです。
ただ、早期に適切な治療を施せば約7割ほどは問題なく回復するとのことです。
いかに早く病院に行くかがカギとなります。
大人よりも子供(主に5歳以下)が発症しやすいので、もし子供がインフルエンザに感染した場合、次で紹介する症状がないかどうか確認することをおススメします。
インフルエンザ脳症の症状
インフルエンザ脳症の症状は通常のインフルエンザの症状に加え、脳への障害ということで異常行動を起こすようになります。
以下にどのような症状なのかまとめておきますね^^
- 38度以上の高熱
- 咳や鼻水、全身の倦怠感、喉の痛みなど
- 意識障害
- けいれん
- 幻覚
- 突然大声で叫んだり、うわごとをいったりする
インフルエンザ脳症は進行速度が速く、発熱後48時間以内に発症します。
発症後も数時間単位で症状が悪化していくので本当に怖いです。
先ほども言いましたが、早めの検査が重要です。
あとがき
いくら免疫機能の過剰な働きとはいえ、自分自身の命を削るなんてなんだか矛盾しているような気がしますね。
でも、体のなかではそれだけギリギリの戦いが起きているということなのでしょう。
インフルエンザ脳症の一番の予防・対策法はインフルエンザそのものに感染しないことだと思うので、日頃の手洗いやうがい、マスク着用を徹底することだと感じました。
ではでは、今回はこの辺で失礼します^^