クリスマスにはチキンを食べるという人は多いのではないでしょうか?
クリスマスシーズンにはフライドチキンにかぶりつくシーンがテレビCMで流れたりしていますし、クリスマスに食べる食べ物の定番となっていますよね。ケンタッキーに毎年予約するという人も多いかと思います。
そんなクリスマスにチキンを食べる習慣ですが、その由来というのをご存知でしょうか?
アメリカではターキー(七面鳥)の丸焼きが定番で、逆にチキンはあまり食べません。事実、アメリカのケンタッキーはクリスマスシーズンには売れにくくなるそうです。日本と逆ですね。
というわけで今回は、日本ではなぜクリスマスにターキーではなくチキンを食べるようになったのか?アメリカではなぜターキーが定番なのか?このあたりを紹介します。
ケンタッキーのマーケティング戦略だった
日本でクリスマスにチキンを食べる習慣が根付いたのは、あのカーネルおじさんでお馴染みのケンタッキーフライドチキンが関係しています。
実はクリスマスが日本に伝わったのは19世紀頃。そのときに実はターキーを食べるという風習も伝わっているんですね。
しかし、日本ではターキーは手に入りにくかったため、ターキーを食べるという風習は根付きませんでした。
そこにケンタッキーが目をつけ、マーケティングなどを駆使して日本中に「クリスマスにはチキンを食べる」という新たな習慣を根付かせたというわけです。
ある意味新たな文化を定着させたという面ではとてもすごいことですよね!
アメリカではターキーが定番の理由
アメリカでクリスマスと言えばターキー(七面鳥)です。
映画などでよく目にする事があると思いますが、家族そろってターキーの丸焼きを囲んでパーティーしていますよね。そこらへんの由来です。
昔々の話。アメリカに移住したイギリス人がいたんですが、何日間も飲まず食わずだったためか餓死寸前だったんですね。そのイギリス人に原住民(インディアン)がターキーや野菜などの食料を分けてあげました。優しいですね。
その甲斐あってかイギリス人は餓死寸前のところからなんとか生き延びる事が出来ました。
それがきっかけで祝い事などでターキーを食べるのが習慣になり、クリスマスにも食べるようになったと言われています。
餓死寸前に食べる食べ物はなんでも美味しいと思いますが、そのタイミングで食べるターキーはかなり美味しかったのでしょうね!ただでさえ美味しいですから。
最後に
今回紹介した事例のようにイベントごとに特定の食べ物を食べる習慣を根付かせる事が出来れば、その食べ物を製造販売している企業にとっては莫大な利益を得るチャンスになります。
ケンタッキーはうまくそのチャンスをものにしたと言えますね。