妊娠中、カフェインの摂取はなるべく控えなさいと言われています。
その理由としては、カフェインが胎児や母体に悪影響を及ぼす可能性があるからです。
カフェインを含んだものと言えば真っ先にコーヒーが浮かびます。
カフェイン=コーヒーの代名詞みたいなところがありますしね。
ほかには緑茶や紅茶などが有名でしょうか。
しかし、カフェインはそれら以外にもココアやチョコレートにも含まれています。
コーヒーやお茶は普段飲まなくても、これらが好きな妊婦さんは気になるところだと思います。
というわけで今回は、ココアとチョコレートのカフェイン量と1日の摂取量の上限について紹介します。
妊娠中の方は是非参考にしていってくださいね^^
1日の摂取量は?
妊娠中に1日どれくらいのカフェインを取っていいのか?
気になるところですよね。
体格や個人差がありますが、妊婦が1日に摂取してよいカフェインの摂取量は300mgまでです。この量であれば妊娠への影響はないと言われています。
つまり、この300mgという量の範囲内であれば大丈夫というわけです。
が、しかーし!
さらにこの摂取量について調べたところ、300mgという上限でも安心できないという研究結果がありました。
それが以下のイギリスで行われた研究です。
妊娠8~12週の妊婦にカフェインの摂取量と出生体重の関係を調査した研究なのですが、結論から言うとカフェインの摂取量が増えるにつれ低出生体重児を出産するリスクが増加しました。
1日100mg以下の人と比較した場合、1日100~199mgでは低出生体重児を出産する確率が20パーセント増加、200~299mgでは40パーセント、300mg以上では50パーセント増加という内容です。
この研究結果によると、妊娠中はカフェインの摂取量を1日100mg以内に抑えたほうが望ましいとのことです。
それじゃカフェイン100mgってココアやチョコをどれくらい食べると達するのか?
そこらへん気になりますよね。
メーカーや各商品、製造方法などによって差はあるものの、コップ1杯(約150ml)のココアは約50mg、チョコレートは50g中約20mgのカフェインが含まれています。
ちなみに板チョコは1枚約60gです。
この数字からするとココアは1日コップ2杯まで、板チョコは4枚ほど食べてよい計算になります。
板チョコ4枚はさすがに多いですが、ココア好きの人にとっては物足りない感じがしちゃいますね。
あと、普通に売られているチョコは砂糖が大量に含まれています。
カフェインの量を下回っているから大丈夫と思っていてたくさん食べると、今度は糖分や脂肪の取りすぎにつながります。
食べ過ぎには注意しましょう。
最後に
「コーヒーやココアなどは絶対に飲むな!」
とまではいかなくとも、飲みすぎるのはやはりよくないそうですね。
ただ、我慢しすぎるとそれがかえってストレスになるので、1日の上限を超えない範囲でうまく活用するといいでしょう。
ノンカフェインやカフェインレスといったカフェインを取り除いた製品も最近はあるので、それらを利用するのもいいかもしれませんね!
もし、カフェインを過剰摂取するとこんな大変なことになっちゃうかも・・・