バター不足の原因2014!品薄はいつまで続く?

スーパーに買い物に行くとびっくり。

なんと、バター品薄で全然ないじゃありませんか!
いつもバターが並んでいる棚がごっそりと空っぽだったので、これは結構な衝撃でした。

			
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バター不足の原因は?

バター

 

で、気になってバター不足の原因を調べてみたところ、主な原因が2つあることが分かりました。

それがこちら。

 

・酪農家の減少

・去年(2013年)の猛暑によるエサの質の変化

 

では、それぞれ調べたことについて紹介しますね。

 

酪農家の減少

酪農家の減少がバター不足につながるというのは比較的分かりやすいかと思います。
作る人たちが少なくなれば、その分作られる量は減りますからね。

この酪農家の減少数なんですけど、北海道だけで見てみるとここ10年で2130戸減少しています。(農林水産省調べ)

2004年度は9030戸だったのに対し、2014年度は6900戸ですからね。1年間で約200戸減少です。

 

なぜこのように酪農家の減少が目立つのか?

その理由は後継者不足です。

 

若い世代の人たちが酪農をやらないんですね。やっているのは比較的年齢の高い人たちが中心。

そうなると起こるのが、「体力的に辛くなって廃業せざるを得なくなる」ということ。

僕は酪農の経験は全くないのであくまで勝手なイメージですが、朝は早く作業は重労働でかなり体力を使いそう。しかも相手は生きた牛なので、休みはほぼなし。

 

うーん、確かに楽なお仕事ではないって感じですよね。情熱がないとできないお仕事だなーという感じです。そういう部分が若い世代の酪農離れにつながるんでしょうね、きっと。

 

猛暑によるエサの質の変化

バターの原料は生乳です。この生乳の生産量が減少したことがバター不足の原因の1つです。

なぜ生乳の生産量が不足したのかというと、去年(2013年)の猛暑の影響でエサの質が変化したからです。

 

エサの質は気候によって大きく変化するんですね。なので、悪天候が続くとエサの栄養価や量そのものに大きな影響を与えます。

乳牛はそのエサを食べて乳を出すのでモロに影響を受けるんですね。

 

乳の量は去年のエサで決まります。1年のタイムラグが出てくるんです。2013年は猛暑の影響でエサの質が例年よりも悪くなりました。

そのエサの影響が1年遅れで今年(2014年)に現れたというわけです。

 

「こんなしょぼいエサじゃ出るものもでないわよ!」

 

って、牛さんも嘆いているのかもしれません。

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品薄状態はいつまで続く?

「品薄状態がいつまで続くのか?」これはすごく気になるところですよね。

バター不足の原因は先ほど挙げたように「後継者不足」「エサの質の変化」です。この2つが改善されない限り、品薄状態が回復するというのは難しいのではないかと思います。

エサの質に関しては近年の異常気象の影響をダイレクトに受けるので、こればかりは自然に任せるしかありません。ある意味運の要素も絡んでくるかと思います。

後継者不足は政府が補助金を出すなど何らかの対策をする必要があるかもしれませんね。

 

そうそう、バターは品薄なのに牛乳のほうは普通に店頭に並んでいますよね。

同じ生乳を原料とするのに「なぜ?」って思いませんか?

 

これ、実はあるカラクリがあります。

そのカラクリというのが、『生乳の加工は牛乳が優先される』というものです。

 

理由は日持ちがしにくいというのと輸入することが出来ないから。確かに言われてみれば輸入物の牛乳って見たことないような気がします。

 

ただでさえ生乳の生産量が少ないというのにバターよりも牛乳のほうに優先的に使われる。これもバター不足の原因ですね。

 

で、これを踏まえてなんですけど、この優先順位をなくせばバターの品薄は改善するんじゃないのかなーって思うわけです。

あ、でもそうするとあれか。今度は牛乳が品薄になるのか・・・

うーん、これはこれで困ったものです。

 

バター不足でどんな影響がでる?

パン屋さんなど、材料にバターを使用しているところはかなりの影響を受けているそうです。

クロワッサンあるじゃないですか。あのサクサクした食感がウリのやつ。あれはバターをたっぷり使用しているからあのサクサク感が出せるんですね。

しかし、バターが足りない現状の今、クロワッサンを大量に生産するのは難しい。
とあるパン屋さんはこのクロワッサンの生産数を減らし、他のパンでカバーするなどして対応しているそうです。

 

また、バターの代替としてマーガリンの使用を検討するところもあるそうですが、本来の味を損なうとの理由でなかなか取り入れることができないというのが現状のようです。

これからはクロワッサンを食べる機会が減り、高値で取引されるようなことが起こるかもしれませんね。

 

あと、気になるのがクリスマスです。

2014年ももうすぐ終わり。ともなればやってくるのがクリスマス。ケーキやクッキーといったバターたっぷりのお菓子の需要が高まる季節でもあります。

パン屋さんやケーキ屋さんはますます苦しくなりそうです。

 

まとめ

バター不足の原因が後継者不足というのには正直おどろきました。
やっぱり辛いイメージがありますからね。どうしても避けたくなる気持ちも分かります。

この気持ちの部分をいかにして情熱につなげるかが今後大事になってくるのでしょう。

 

あと個人的なことではありますが、僕はバターたっぷりのオムレツが大好きです。バターが品薄の状態じゃそのオムレツを食べることがなかなか出来ません。ストレスです(笑)

一刻も早く復活してくれェェェ!!


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